02/14 くるみボタン

今日 ピンクのカーディガンを着て会社に行った

そういえばこれボタンがとれてなかったっけ?と思う

そして

ああ、そういえば こないだ全部付け替えたんだと思い出す

そして

その時わたしは彼の絵本を読む声を聴きながらボタン付けをしていたね、と思い出す

思い出して笑う 会社のエレベーターの前で

そのときはそう 絵本の話などしていなくて

そういえば小学校の時の国語の教科書に

宮沢賢治の書いた蟹のはなしってなかった?なんて話をしていた。

そうそう そういえばクラムボンは笑ったよ、というような話だったねえ

なんてことを、なんてことなく話していた

わたしの彼は気になったものはすぐに調べるという癖があり

早速わたしのPCで調べはじめた

「ああ これだ」と見つけて音読をはじめた

クラムボンはぷかぷか笑ったよ

クラムボンは死んだよ

などと真剣に読み進めている

わたしはその時洗濯物を干していて

うん うんと聞いていた

そのうち彼は「他のないかな」と言って

風の又三郎を見つけた。話のあたまの

どっどど どどうど どどうど どどう

の読み方で軽くもめたので

違うのにしなよ、と言った

彼は今度は「注文の多い料理店」を見つけた。

それなら絵本がうちにあるからそれを読みなよ、とわたしは言った

わたしの家にはどうにもたくさんの絵本があるのだ

スズキコージが描いた 注文の多い料理店

グロい話なのでグロい絵の絵本が欲しくて買ったものだ

彼の絵本の読み聞かせはそこから始まった。

洗濯物干しが終わったわたしは、

ピンクのカーディガンのボタンが取れそうなことを思い出し

ベッドの上に座って裁縫をはじめた

その隣りに座って話し聞かせる彼の低い声

わたしの彼は語りベの才能があるので、まるで音楽を聴いているような気持ちになる

注文の多い料理店を読むのも久しぶりで

話のあちこちで あはは、と笑う。

バカな軍人だねえとかなんとかそういう。

取れそうなボタンは1つだけだったけど、その空間の心地よさに

わたしはそのカーディガンのすべてのボタンを付け替えることにした

その頃にはもう読み終わっていたので

今度はわたしの好きな「11ぴきのねこ」シリーズを読んでもらうことにした

みんなばかみたいでみんなかわいい11ぴきのねこ達。

ボタンに糸を通しながら 聴く彼の声

ああ!11ぴきのねこ、全部食べちゃった!の下りで笑う

彼も笑う ばかだねえ、と

その夜はハロゲンヒーターをつけて

温かい部屋でふたり

テレビもつけないで

音楽も聴かないで

ただ 彼の声を聴いていた。

そうして出来上がったボタン付け。

そんなことを思い出しながら会社のエレベーターに乗る

ボタンを触る

彼はここにいる

そう 思った。

バレンタインおめでとう。

11:13 PM | Comment (10) | Trackbacks

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02/13 名古屋の空は

土曜日に初めて名古屋に行きました

ホームにはかわい子ちゃんが待っていてくれて

ひとり旅もよいけれど 

ゆく先に待っていてくれる人のいる旅はもっと素敵

初めてなのに初めてじゃない感覚

2人でとことこと歩いて

のんきに公園を散歩

一体どのくらいぶりかしらというくらい

マジのブランコ乗り

咲きほころぶ梅の花の香りをくんくん

写真を撮る彼女を撮るわたし

絶対に食べたかったみそカツを初日にて制覇

そして満腹で幸福な時間を過ごす

名古屋嬢の細やかな気配りに密かに感服

ホテルにお酒やらなにやら持ち込み

ああでもないこうでもないと作戦会議

中身は秘密 だって作戦会議だもの。

次の日は大阪より三日月の口の大阪嬢が舞い降り

一年半ぶりの再会を果たすも 全く久しぶりの感触がなく

うれしくて笑う

名古屋城の金のしゃちほこにカラスがたむろっていることに軽く引く

でかいねー 城のお堀に鹿がいる!

なんていいながら

写真を撮るワタシタチ

写真を撮る彼女たちを撮るわたし

女の子ってかわいい。

後れ毛だってなんだってかわいいのだ

その後 花の園と光の里へ

1日でこんなに 寒い と綺麗だねえ を言ったのってそんなにない

でもずっとわたしたちは笑っていて

光は常に降り注ぎ 星は瞬く

寒い寒い きれいきれい

そうして 写真を撮る彼女たちを撮るわたし

夜は名古屋嬢のおうちにお泊まり

温かい人のぬくもりと お布団のふかふかさ

幸せだなああ。。とコタツでぬくもる

コタツって中毒性ありますよね。

わたしは恵まれています

超 をつけてもよいと想います

好きな人がいることって強みです

それは女性でも男性でも。

ハグをしてお別れをする

でもそれは最後のハグではなくて

これからもよろしくね の意味で

わたしは また嬉しくなる

終わりなんて決めるのは自分だ

決めなきゃ終わりはこない

名古屋の空はずっと青くて

どこまでもどこまでも高く

今は曇っている、横浜の空とつながっている。

11:49 PM | Comment (7) | Trackbacks

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02/04 守りたいものは

母は、戦えという

負けるんじゃない という

彼女の熱い血は少しはわたしの中にも流れているのだろうか

わたしが体の不調を訴えるとばかみたいに心配するのだけれど

精神的に参ってるというと 戦えという

わたしは言葉を飲み込む癖があるから

彼女は聞いていて はがゆいのだろうと思う

「自分」のままに生きるということは難しい、と

わたしは思っている

きっと 見えないところで誰かを踏みつぶしたり

ぶっ飛ばしたりしなければいけないから。

それはきっと生きてゆく上で仕方のないことなのだ

けれどわたしは、誰かを踏みつぶしたのだ、ということを

見ないふりをしたくない

自己満足なのかも知れないけれど

ここに立っているのは自分だけの力ではないと

いつだって思っていたい。

その人に何かをしたい、とかそういうキレイゴトを言うつもりもないが

その人を忘れようとも思わない。

ぶっ飛ばした右手は痛いし

踏みつぶした足は震えている

そうやって生きてきた

そうやって生きさせてもらってきた

だから「今まで自分の力だけで生きてきました。」という

ツラをしている人がわたしは実は大嫌いです

今わたしは戦うときなのだと思う

「自分」を守るために戦うべきときなのだ

それはある人には実に簡単なことに見えるかもしれない

けれどわたしにはハチマキが必要だ

もう負けたくないので。

これは勝つための戦いではなくて

自分が負けないための試練なのだと思う

自分が強くなるための試練だ

なんだか母親がリングサイドで叫んでいるみたいよ まるで

ゴングはとっくに鳴っていたのね。

あとはもう わたしが立ち上がるだけ

11:29 PM | Comment (8) | Trackbacks

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