今年は桜を見に行くこともないのだろうと
ぼんやりと思っていた。
わたしの知らないところで桜は満開になり
少しずつ花びらを落としていた。
こないだの土曜日 東武東上線に乗った
驚くほど温かい日で
いつもは電車で眠ってしまうのだけれど
ずっと起きて 電車の窓から入る光で光合成をした。
いつも連れて行ってもらう大きな公園には
お花見の人々であふれかえっていて
公園の桜は 本当に美しく 花びらを散らし 舞っていて
お花見の人たちの頭にはまるで何かの証拠のように
みんな一様に桜の花びらがついていた。
きっと今年最後の桜だねえ、なんて言いながら歩いた
今までと違うのはきっと
わたしたちが手を繋いで歩いていない ということだけで
桜は去年と同じように 麗しく儚く咲きほこっているのだろう
そうして来年も同じように 蕾をつけ 淡いピンク色の花びらをつけるのだろう
その手を離したのはわたし
たくさんの思い出は まだ思い出などではなく
まるで昨日のことのようで
すべてが色つきで しかもピントまで合っている
歩いていこうと思う。
歩いていってほしいと願う。
どうか、どうか と祈る。
今日の雨で東横線の桜はほとんど散っていた
でも 新しい新芽が出ていることを知っている
若草色で
まっすぐに伸びている、新芽は
次の春 きっとたくさんの花をつけるはず と
信じて 願って、
祈る。

つれづれなるまま、日々のこと。たまに絵や、写真を載せます。のんびりと、気分で・・・。